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2022.6.20

[法務サービス部・関上健一郎が行く顧問先訪問]苫小牧市公設地方卸売市場 マルトマ苫小牧卸売株式会社様が新商品「マルトマほっきカレー」「ほっきシチュー」を発売!

関上 話題の新商品を開発されたと聞きました。どんな商品なのか教えていただきたくお伺いしました。

西田 ありがとうございます。先日、地元新聞や新聞の全道版で報道され、大きな反響がありました。大変うれしく思っているところなんです。

関上 どんな商品なのですか?

西田 レトルト商品の「ほっきカレー」と「ほっきシチュー」の2種類です。両方ともに地元・苫小牧が水揚げ日本一を誇る苫小牧産のホッキ貝を入れたものです。ホッキと相性がバツグンにいいカレーと、地元漁師がよく食べるというシチューを作りました。原料は苫小牧の水産加工会社さんにお願いし、札幌にあるベル食品さんの遠軽工場で製造してもらっています。

関上 カレーについては、どんな味ですか

西田 1袋にたっぷりホッキ貝を入れたカレーです。ホッキがほぼ1個分入っています。味を決めるにあたって、苫小牧の学校給食のカレーを参考にしました。当社から6人で試食しに行きました。すると、ホッキの量がすごかった。どっさり入っていたのです。味は子どもでもおいしく食べられるよう、まろやかな味でした。そこで、甘口ベースで最後にスパイス感が漂う風味を目指しました。食べた人からは「昔、親しんだなつかしい味」と評していただきました。うれしかったですね。

関上 シチューの方はどうですか?

佐藤 シチューは実はカレーより少し重いんです。250グラムと20グラムほどですが、内容量を多くしています。カレーはご飯にかけて食べるものに対して、シチューは単独で食べることが多いですよね。なので、限界までタマネギやジャガイモを含めて具だくさんにしています。

関上 商品化はどのようなことがきっかけだったのですか?

西田 当社は苫小牧の西港に面して建つ苫小牧市公設市場の水産部門を指定管理しています。2020年の改正卸売市場法施行にともなう規制緩和もあり、自社商品の開発をやってみようとなりました。実は、だいぶ以前にも、20年近く前になりましょうか。テナントとして入居する別経営の「マルトマ食堂」さんの「ホッキカレー」を製造していたんです。で、その味が当時と今とでは、かなり違ってきました。契約内容も当社にお金が入るものではなかったこともあり、新しい商品としていちから企画したという経緯です。

関上 開発のご苦労はどんなことがありましたか?

佐藤 昨年(2021年)の4月から開発をはじめて、半年以上かけて12月に味が決まりました。途中、製造業者を変えたり、なかなか一筋縄にはいかなかったですね。レトルトの場合、ホッキは2度加熱されることになります。最適な柔らかさになるよう何度もボイル方法を実験してもらいました。販売は2022年の4月からです。苫小牧市内のマックスバリュ、ぷらっと港市場、道の駅などに置いてあります。価格はだいたい両方とも千円ちょっとです。

関上 「道産原料」というシールが貼られています。

西田 そうなんです。そこがこの商品の特長にもなっています。北海道が認定する制度で、原材料の8割以上が道産品だという証明になり、差別化に一役買っていると思っています。ちなみに、レトルトカレーでは当社のこの製品が一番最初の認定商品になっています。

関上 先日の新聞でも紹介されていましたね!

西田 はい。新聞で取り上げてもらったところ、大きな反響があって。おみやげ品を一手に扱う問屋さんから連絡があり、大きな商売につながりそうです。

西田 ある会社から「ギフト商品になりませんか?」とオファーがあり、試作品を検討しています。「プレミアムホッキ醤油」という他社製品と組みあわせて「苫小牧のプレミアムシリーズ」として。ギフトセットとして、入れる箱を含めて検討しています。

関上 すばらしい展開ですね。今後、ふるさと納税の返礼品として採用されたりするといいですね! 商品の方は今後はどのような展開を想定していますか?

西田 今後は新千歳空港の売店や東京などでも販売できれば、と考えています。加えて、カレー・シチューにつづく新たな商品も開発したいと思っています。プレミアム商品としてシリーズ化をしていきたい。パッケージも、そのような展開を念頭にデザインしています。苫小牧産の原材料にこだわって、付加価値のあるプレミアム商品の販売で地元に貢献できればうれしいです。

関上 今後の展開に期待しています。本日はありがとうございました。

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