2023.8.28
「弁護士マネージメントの極意」と題した社内勉強会を開催しました
当弁護士法人の創業者である太田勝久弁護士による社内勉強会を開催いたしました。主題は「弁護士マネージメントの極意」。自身50年近い弁護士生活の中で培った本質・言霊の数々が披露されました。
「弁護士として優れた世界観を持つ」というテーマでは、人間の本質を捉えた仏教の智慧から弁護を考えるとし、係争の原因は心の苦悩に起因することを説明。「人間の本質を理解しなければ真の解決にはならない」と力説しました。弁護士の人格の原点をどこに構築するか、との問いに対して。「空(くう)」という一切は「かかわり合い」によって存在しているといった縁起論を根底におくことが、問題・課題解決を目的とする弁護士の世界観であることを説きました。
「専門プロとしての脳力開発の基礎習慣づくり」とのテーマでは、「精神的姿勢の確立」といった基本姿勢から「実際知識の拡大」といった積極習慣についても伝授。企業法務を中心に取り扱う当事務所の弁護士にとっては、「損益計算書や貸借対照表といった経営業績分析ができなければ、真の問題解決につながらない」と喝破しました。
自身も長年取り入れ、「マンダラチャート学会」をも設立してその普及啓蒙につとめるマンダラチャートに関しても言及。米国MLBで活躍する大谷翔平選手も目標設定に取り入れたマンダラチャートを紹介し、自分の「人生目標設定」や「人生百年計画」を各自設定することを指南しました。
29ページにわたるレジュメ資料をベースに2時間に渡る講義は、オンライン参加による所員や弁護士以外の資格者も参加しました。創業者のDNAといった理念を共有した、密度の濃い勉強会となりました。